『いってらっしゃい』の季節
札幌でも少しずつ春の訪れを感じます。
新生活のスタートに期待を膨らませながら、
少しだけ、センチメンタルな気持ちになりながら、
前しか見ない、いや、見なくていい、そんな季節
3月
Howdyの観葉植物たちも少しずつ新しい
眼をだし始め
時に、ズバ抜けた成長を遂げるやつもいる。
そんな三月。
Howdyからも今年何人もの
【新社会人】
が巣立って行きます。
その中で
高校生の頃から髪を切らせて貰っているお客様が
【美容師】
への第一歩を歩むべく静岡へ旅立ちます。
振り返ると、
高校生ともなれば、『こだわり』は人一倍強く、時には何を言っているのか全く解らない事もありました。
それでも、
『分かってあげたい』
『イメージ通りにしてあげたい』
と切磋琢磨した思い出が沢山あります。
いつだったか、
『美容師』になりたい。
と言った時の君の事を昨日の事の様に覚えています。
私は正直嬉しかった。
素直に彼にとって【美容師】は
『素晴らしい』
職業だと感じていてくれたのだと。
私に憧れた訳ではないと解ってはいたが、
美容師に対して、業界に対して、
『憧れ』を持ってくれた。
だからこそ、一人の美容師のせいで
『絶望』してほしくなかった。
いつまでもなりたいと思い続けて欲しかった。
かれこれ5年?
髪を切らせて貰って、
少しでも、いい美容師像を見せられただろうか?
私は美容師として飛び抜けてイケメンでもない。
飛び抜けた売り上げを上げた事もない。
技術が上手すぎる訳でもない。
ファッションがすこぶるオシャレな訳でもない。
山小屋の様な場所で髪を切っている。
髭だって濃い。
顔だってクドイ。
しかし、
スタイリストになって、ずっと思い続けてきた事が一つだけあります。
それは、
自分は
私のお客様にとって、
『日本一の美容師であればいい』
コンテストとかの日本一じゃない。
お客様にとっての日本一。
お客様を思う日本一。
そう思ってやってきました。
これは未だにブレません。
勿論完璧じゃありません。
完璧を目指してる途中。
もしかしたら、完璧なんて無いのかも知れない。
ここを出る時に、
『二度と来ない。』
と思ったお客さんも沢山居た事でしょう。
だけどね、
我々の存在価値はお客様がいてこそ。
これを忘れないでください。
友達より多く会うんです。
親より多く会うんです。
お客様って。
凄い事じゃないですか?
本当に大切な方々なんですよ。
お客様って。
だからいつか、
『お客さんにとっての日本一』
の美容師さんになってください。
どうか諦めないでください。
美容師は本当に『いい仕事』です。
時には迷い、時には悩み、辞めたいと思う事も多々あるでしょう。
何故美容師になりたかったのか、忘れてしまう時も来るでしょう。
そんな時はふと、思い出してみてください。
私みたいな美容師いたなって。
楽しそうだったなって。
顔クドかったなって。
遠い札幌の地より応援しています。
君が一人前の美容師になる日を楽しみにしています。
心から
『いってらっしゃい。』
そして…
『またね。』
迷彩被ったね。
では。
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